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NPO法人スポーツインキュベーションシステム
Sports Incubation System
〜その全ての努力が結果となるスポーツ界へ〜
┗━━2004/03/18 vol.4━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
■CONTENTS■
┣○SISの事業紹介「スポーツセミナー」
┃
┗○連載企画
「アスレチックトレーナーになるために─第3回 大学編」
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▼SISの「スポーツセミナー事業」
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何らかの形で
「スポーツに関わっていきたい」と考えている方にとって、
スポーツの現場で活躍されている方や、
スポーツ科学を専門的に研究されている方、
あるいはスポーツをビジネスとして実現されている方かたから、
直接に話を聞ける機会というのは非常に貴重なものでしょう。
私たちSISは、これまで積み重ねた活動と、
それに対する暖かいご理解によって築いてきた繋がりを活かし、
トレーナーや研究者などを講師に招いたセミナーを開催しています。
参加者の方には、
生の声を聞ける場、
新しい繋がりを見出せる場、
実際に役立つスキルを身につけることのできる場として、
利用していただきたいと考えています。
2003年9月に開催した第1回セミナーでは、
第1部として三人の講師による講義を、
そして第2部では、相談会を実施しました。
(第1回セミナーについて http://www.sports-inc.org/semi.htm )
第2回に関しては、準備できしだい皆さんにお知らせしていきます。
また、トレーナーとしての技術以外の部分
(コミュニケーション能力、交渉ノウハウなど)
をサポートするものとして、
ビジネススキルアップのためのセミナー開催も計画しています。
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▼アスレチックトレーナーになるために
─ 第3回 大学編 ─
第3回は「大学編」です。
日本の体育系の大学からトレーナーになるための資格や、
資格取得に必要なカリキュラム、こなしておきたい活動について
お送りします。
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こんにちは。私は今、筑波大学の体育専門学群で
AT(アスレチック・トレーナー)の勉強をしている、
伊藤浩平といいます。
今回のテーマはアスレチックトレーナーになるために」と言うことで、
私からは日本の大学(体育系)から
トレーナーになる道についてお話したいと思います。
<資格について>
日本で唯一のAT資格である、
日本体育協会(日体協)公認アスレチックトレーナー。
その資格をとる方法のひとつに、
日体協が認める「適応コース承認校」で必要な単位を取り、
その後試験を受けて取得するというものがあります。
私の通う筑波大学も、承認校に指定されています。
では、大学では実際にどのようなことをしているのでしょうか。
筑波大学を例にとってお話したいと思います。
<授業について>
まず、大学のカリキュラムについて説明したいと思います。
授業は大きく3つ、「基礎科目」「専門基礎科目」「専門科目」
に分かれており、その中から卒業に必要な授業を取るというシステムです。
「基礎科目」は、一般教養と教職科目が主となります
(大学では中・高教員免許もとれます!!)。
「専門基礎科目」は、簡単に言うと「体育・スポーツ科学の導入」で、
理系・文系を問わず多くの分野を学びます。
1・2年生では「基礎科目」と「専門基礎科目」を中心に学び、
そこから自分が専門的に学びたい分野(卒業研究をしたい分野)を
探していきます。
3年生になると「専門科目」が主となり、
ここから個々人の専攻によって選ぶ授業に差がでてきます。
そして、4年生ではほとんど授業がなくなり、
卒業論文が主体となります。
卒業するだけならこれらの授業を取っていれば良いのですが、
プラスαとして自分の専攻以外の授業を少し取ることで、
日体協の資格取得に必要な講習会が免除されるわけです。
この免除を受けるための具体的な科目をいくつか挙げると、
社会学・心理学・経営学・生理学・医学・指導論など
(すべて「スポーツ○○学」)があります。
その後に更に日体協の試験を受けて資格を取るのですが、
実際は大学内で開かれている授業を受けるだけでは
合格するのは難しいといわれています。
そこで重要になってくるのが、
「授業以外の時間をどのよう過ごすか」ということです。
<授業以外の活動について>
大学内での授業以外の活動というと、
最も特徴的なのが部活動ではないでしょうか。
筑波大学もスポーツに力を入れている大学のひとつで、
たくさんの種類の運動部が存在し、各部とも優秀な成績を残しています。
ATの役割についての理解も広まっているため、
学生がATとして活動できる場がたくさんあります。
部活動は、学んできた理論を実践できるという意義もあるでしょうが、
それ以上に、生の人間に触れ合うことでしか経験できないことを
学べる場としての意義が大きいと思います。
現在男子バスケットボール部に所属し、
学生ATとして活動している私自身、そういった実感があります。
例えば、私は自分の知識から選手に「こうした方がいい」と言っても、
アドバイス通りに動いてくれないというようなことは
往々にして起こります。
そのような場合、強制するのではなく、
いかに選手にその重要性を理解させ、
モチベーションを高めるようにできるかがATの腕の見せ所であり、
それは人とコミュニケーションをとっていく中でしか
養っていくことはできない能力だと思います。
部活動以外に、
大学内ではATを目指す人たちで勉強会も行われています。
勉強会にはいろいろな種類があり、基本的なスタイルは
早朝や放課後に学生や教授が集まって勉強をするという感じです。
勉強会には、スポーツ医学研究室の大学院生も参加しています。
彼らは、全学生が利用できるリハビリ施設(トレーニング・クリニック)
を運営しているので、大変貴重な情報交換の場となります。
大学院に進学すると、クリニック運営に携わることもできます。
こうしていく中で、資格取得の実技試験に、
そしてその後のトレーナー活動に役立つ力が身についていくと考えています。
日本でATになるためには、数々の道があります。
どんな道を選択するにしても、必ずメリットとデメリットが存在します。
完全無欠な選択なんてないのです。
大学進学というのもその中のひとつでしかありません。
要は、どんな道に進んだとしても、自分がその道を
どれだけ良いものにしていくかが問題なのではないかと思います。
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執筆者:伊藤浩平
SISマッチングメンバー
筑波大学 体育専門学群 スポーツ医学研究室
男子バスケットボール部トレーナー
〓〓NEXT ISSUE!!〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
○新規「インキュベーション事業」をご紹介!
○「アスレチックトレーナーになるために─最終回 柔道整復師編」
《柔道整復師という資格の特徴、資格取得までの道のり、
そしてそこからトレーナーになるために必要なこととは》
2004/04月上旬発行予定 乞うご期待★
内容は変更になる場合もございますのであらかじめご了承ください。
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編集責任:府金 展昭
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