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NPO法人スポーツインキュベーションシステム
Sports Incubation System
〜その全ての努力が結果となるスポーツ界へ〜
┗━━2004/03/03 vol.3━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
■CONTENTS■
┣○SISの事業紹介「スポーツサポート勉強会」
┃
┗○連載企画
「アスレチックトレーナーになるために─第2回 留学編」
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▼SISの「スポーツサポート勉強会」
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スポーツ科学の情報を広く普及させ、
より多くの人が安全で有意義なスポーツを楽しめる環境をつくる、
これは私たちSISの目標の一つです。
私たちが行っている
「スポーツ情報・相談マッチング事業」
( http://www.sports-inc.org/mailmag/040217.htm 参照)も、
その一環なわけですが、この目標を達成するためには、
それだけでは十分ではないと考えています。
学校の部活動や町の社会人チーム、企業のサークルなどの現場では、
専門的なトレーナーをつけることが経済面などから現実的ではなく、
その意味では、恵まれた環境でスポーツが行われている
とはいえない現状があります。
こうした場所でも、安全で有意義なスポーツが行われるためには、
現場でスポーツを支える人材を育てていく必要があるのではないか
というのが私たちの考えです。
現在すでに、選手のために日々自己研鑽して、
トレーナー的活動をされている方も
結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そこから、より明確に
「スポーツをサポートする仕事に就きたい」と考えている方も
いらっしゃるかもしれません。
SISの「スポーツサポート勉強会」は、
こういった方の日々の努力を無駄なく、
選手やチームに着実に還元するためのお手伝いをする事業です。
そして、トータルにスポーツをサポートできる人材を育成し、
スポーツ科学の情報を広く普及させるための事業です。
トレーニング、傷害、栄養、メンタルなど、
多方面からスポーツサポートについて学ぶことができます。
それぞれの分野の専門家が講義を担当し、
少人数で、講師とともに学べるよう、工夫されています。
SISでは、
2002年6月から10月にかけて、第1期勉強会を開催しました。
第2期については現在、詳細を準備中。
準備でき次第、
このメールマガジンやWEBにてお知らせいたしますので
どうぞご期待ください。
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▼アスレチックトレーナーになるために
─ 第2回 留学編 ─
今回は「留学編」と題して、
アメリカのトレーナー制度についてお伝えします。
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スポーツ医学の分野で最先端を行く国、アメリカ。
NFL、MLB、NBAなど、本場のスポーツをテレビでみて、
「アメリカに渡ってスポーツに関わる事を学びたい」
と思って留学する人は沢山います。
ここでは、アメリカのトレーナー制度、
アスレティックトレーナーになるまでの簡単な道筋を述べたいと思います。
アメリカでトレーナーというと、
全米アスレティックトレーナー協会(NATA)公認
アスレティックトレーナー(ATC)
の事を指します。
ATCではない人が、
スポーツの現場でトレーナーとして働くという事はありません。
日本のように様々な資格所有者がトレーナーとして働いていない分、
よりATCの地位が確立され、幅広く認識されているのが大きな特徴でしょう。
NATAが提唱するトレーナーの役割は、
@傷害の予防
A傷害の評価
B傷害の応急処置
C傷害の治療とリハビリテーション
D選手の健康管理
E教育とカウンセリング
です。
ATCの勤務先は、高校、大学、プロなどの完全な現場型から、
クリニックなどまで、多岐に渡ります。
ATCになる為には、
大学にあるNATA公認アスレティックトレーニングカリキュラムに入り、
800時間以上の実習と、専門科目の取得が必須になってきます。
カリキュラムに入る為に、
まず基本となる解剖学などの授業を履修し、
1年、又は2年時にカリキュラム選考試験があるのが基本的な流れです。
カリキュラムは、2〜3年のものが多く、
色々なスポーツをローテーションしながら、
トレーナーとして必要な知識を万遍無く網羅するようにできています。
履修科目は、運動力学、運動生理学、スポーツ心理学、
スポーツ栄養学、傷害の予防法、評価法、リハビリテーション、
治療法まで多岐に渡ります。
実習時間の多さと確立したシステムによって、
机上で学んだ事を実際に現場で使うことができ、
幅広い知識と経験が積めるところが特徴です。
しかし、留学してトレーナーの勉強をする為には、
乗り越えなくてはならない壁も多くあります。
まずは、英語という言語の壁。
トレーナー活動をする上で、
コミュニケーションスキルは非常に大切です。
自分の言いたい事が上手く伝わらない事から
フラストレーションを感じる事は、一度や二度では無いはずです。
授業も全て英語で行われる為、1年目は特に苦労するでしょう。
そして、カリキュラムでは800時間以上の実習時間となっていますが、
実際にはその倍以上の時間を割きます。
担当するスポーツにもよりますが、夏休みにあるキャンプでは、
1ヶ月半で200時間以上働くといった事も珍しくありません。
学期中も、授業と並行して実習時間(週に15〜30時間)があるので、
時間のやりくりが大変です。
自分の時間、そして寝る時間を削る覚悟が必要です。
そういった壁、苦労する事も沢山ありますが、
日本の学生トレーナーが学ぶ環境に比べて、
アメリカはトレーナーとして勉強していくのに恵まれていると思います。
歴史のある、大きな大学のカリキュラムの場合、
大学に沢山のATCがいます。
大学スポーツは、ATCとして成功してきた人しか残れない世界なので、
手本とすることができ、盗むところもたくさんあります。
また、トレーナーの地位が確立されていることから、
トレーニングルームなども各学校にあり、
トレーナーとして活動するには非常に整った環境であると言えます。
実際に確立した組織の中で活動するトレーナーを肌で感じる事は、
今後自らが独立してトレーナーとして活動していく際に、
非常に大切な経験になるでしょう。
そして、前述のようにカリキュラム自体が
トレーナーを育成する為のプログラムなので、
大学での授業と実習の全てが、
ATCとなる為に必要な事を学べるようになっています。
以上のような点が、トレーナーになる為にアメリカで学ぶ利点でしょう。
最後に、トレーナーとは直接関係ありませんが、
留学して他国の文化に触れるという事で、
人間として視野が広がるという事もあると思います。
トレーナーとしてだけで無く、実際に人としての経験値を増やす為にも、
チャンスがあるのであれば、私は留学する事をお勧めします。
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執筆者:佐藤 博紀
SISマッチングメンバー
オレゴン州立大学 アスレチックトレーニングプログラム在籍
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※お詫びと訂正
2月17日発行の第2号において掲載いたしました、
「アスレチックトレーナーになるために」の中で
【柔道整復士】 と表記していましたが、
正式な国家資格名は、
【柔道整復師】 です。
訂正し、お詫びいたします。
編集責任者 府金 展昭
〓〓NEXT ISSUE!!〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
○SISの事業紹介第3弾!「スポーツセミナー」
○「アスレチックトレーナーになるために─第3回 大学編」
《日本体育協会の適応コース承認校の指定をうけた大学から
アスレチックトレーナーになるには・・・》
2004/03月中旬発行予定 乞うご期待★
内容は変更になる場合もございますのであらかじめご了承ください。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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編集責任:府金 展昭
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